読売新聞大阪本社写真部審査 (写真部 谷沢重城)
 2014. 04月例会作品  2014. 03月例会作品
「てまり」    坂東捨一 「和歌山城異景」    山口隆章
和歌山城内にある紀州手まりの照明に目が留まり、観光客の動作にも引かれます。静と動のバランスがよく、黒を基調とした巧みな構図になっています。 近畿各地でこの日はかなりの降雪があり、和歌山城内にあるすいきん園の防鳥網も雪で覆われました。フットワークの良さが、珍しい光景を見つけました。
 2014. 02月例会作品  2014. 01月例会作品
「ダイヤのブローチ」   上房康裕 「翔る」     大橋眞由美
近畿各地で冷え込んだ日。自宅の庭にできた自然の造形美に魅せられました。草葉の表面にできた氷の粒を、クローズアップレンズで輝きを際立たせました。 機内から見える夕日には、格別の感動があります。目が覚め、夢心地で撮ったそうですが、冷静に窓枠を入れた構図には、空の旅の臨場感を表出しています。
 2013. 12月例会作品  2013. 11月例会作品
「翔べ」    木村好永 「三灯色」    磯 秀樹
大阪市港区にある海遊館の壁面に映り込んだ鯨のイルミネーション。ズーミングという撮影技法が功を奏し、幻想的な表現に魅入りました。 旅先で、ホテルのロビーの装飾品が目に留まりました。背景の処理がシンプルで、3色のあかりと形が鮮やかに浮かび上がりました。心が和む作品です。
 2013. 10月例会作品  2013. 9月例会作品
          「秋の朝焼け」    竹本 繁         「雲に乗りたい」    野島 満
年に1,2回しか見られないという朝焼け。川面まで燃えているようです。自宅前が紀の川という、何ともうらやましいロケーションに住んでおられますね。
大阪・御堂筋の飾り窓。マネキンは足元だけにして、床に描かれた青空と白い雲を主役に、少しだけ街並みを入れました。おしゃれで斬新な構図に魅入ります。
 2013. 8月例会作品  2013. 7月例会作品
         「一休み」   久留主慶子        「練習終えて」    森  和代
夏の青々とした稲田を取り込み、一休みのチョウチョウを主役にしました。背景の大きさが、田園風景を強調し、黄金色に変わる実りの秋が待たれますね。 夕景を背に、練習を終えた野球少年らのシルエットが橋の上で浮かび上がりました。映画の一コマのような、物語性のある詩的な作品です。
 2013. 6月例会作品  2013. 5月例会作品
          「森と舞妓さん」   前田哲夫      「大もち投げ」    磯  秀樹
とりあげたくなるさわやかな作品です。背景の光に映える新緑がきりりとした舞妓さんの表情を際立たせました。シャープなピントも印象的です。 神社の境内に鎮座する巨岩には驚かされました。大勢の人が集まった神事は、餅投げだそうです。スケールの大きい光景に一度は訪ねたくなりますね。
 2013. 4月例会作品  2013. 3月例会作品
      「行く春」   竹林健治     「祭りの日の朝」   大橋眞由美 
川面の水草に散った花びらは、絵画的でイメージ通りではないでしょうか。てらされる光は立体感があり、バランスの良い構図は行く春を描写しています。 使い込まれた手押し車に分銅のついたてんびん。懐かしい光景がいっぱい詰まった作品に引かれました。行商人の表情が、うかがえたらもっと楽しかったですね。
 2013. 2月例会作品  2013. 1月例会作品
     「元気よく」     和田雄次    「雪祭り」     竹本 繁
上半身裸で、足元は真っ赤なスノーカバーを身に着ける園児たち。寒さを吹き飛ばす躍動感と笑顔が画面にあふれ、勇気と元気をもらいました。 三つの窓から見える雪だるまの表情に目がとまります。よく観察すると三者三様で、不思議と心が和みます。メルヘンチックで楽しい作品になりました。
 2012.12月例会作品  2012.11月例会作品
  「いきいき」   山口隆章   「かがやいて」   竹本まき子
神社の境内に敷き詰められた落ち葉は、児童らの癒しのじゅうたん。5人の満面の笑顔は、見るものに勇気と力を与えてくれる楽しいスナップです。 夕日に映える生石高原のススキ。スケール感よりも被写体に近寄って、穂の輝きを際立たせました。秋の夕暮れが心地よく描写されています。
 2012.10月例会作品  2012.9月例会作品
     「影」    笹山直樹   「物干し」   宮村歌子
ビルの窓側に置かれたおしゃれなイス。魚眼レンズで強調された影は、直線と曲線の組み合わせとなり独創性に富んだ作品になりました。 衣料品店の飾り付けを作品にしました。夕刻まで待って斜光線と背景の暗さを計算したそうです。立体的な風合いに、鮮やかな色が強調されています。
 2012.8月例会作品  2012.7月例会作品
  「光と蔭」   井上泰治   「朝の詩」   貴志芳子 
お寺の境内に咲くハスのつぼみだそうです。光の演出と背景の処理が巧みです。すっきりとした構図が印象的で作者の感性が光ります。 小ガモに合わせたピントの切れ味がこの作品を生き生きとさせています。大きく開けたくちばしから元気な鳴き声が聞こえてきそうです。
 2012.6月例会作品  2012.5月例会作品
  「こもれび」   吉田満利   「春暖」   久留主慶子 
5月21日の朝、人々は金環食に酔いしれました。壁に映り込んだ無数の光は、貴重な瞬間をとらえ、記録に残る作品になりました。 大木をシルエットにして菜の花を際立たせました。2人の位置も良く、美しい構図となりました。物語性も十分出ています。
 2012.4月例会作品  2012.3月例会作品
   「夕暮れ」    貴志芳子   「階段三態」    吉村高宣
何気なく肩ひじをはらない筆者の作風にあらためてひかれます。直線と曲線の融合に自然な色合いが見事に調和しています。 上からの撮影位置でらせん階段の特徴をよくとらえています。自然光で立体感のある風合いが出ています。作品は3枚組みの1枚です。
 2012.1月例会作品  2011.12月例会作品
  「大みそか午前0時」   山口隆章   「秋暮の潟」   磯 秀樹
高野山の霊地で、参拝客から照らし出される長い影が印象的です。新年を迎える厳かな空気感が十分伝わってきます。 兵庫県たつの市御津町の新舞子浜。遠浅の浜辺は、干潟の美しさで知られる。夕暮れの黄金色に輝く潟の模様は、自然の造形美を描いています。
 2011.11月例会作品  2011.10月例会作品
   「竹灯夜」    坂東捨一   「迫りくる雲」   竹林健治
和歌山城の竹灯夜。やわらかなかりの中で秋の夜長を楽しむ人たち。竹灯籠のトリミングが少し中途半端で残念です。 10月4日は秋晴れのさわやかな一日でした。ローアングルから、画面いっぱいに取り込んだ雲は大胆な構図で季節感たっぷりです。
 2011.9月例会作品  2011.8月例会作品
  「白い手」   笹山直樹   「花の生涯」   吉村高宣
ハイキートーン調という撮影技法で、若い女性の柔らかい手を表現しました。「少し変わった作品になったかな」と満足げです。 ハスの咲き始めから落下まで、4枚組みの1枚を取り上げました。色彩が綺麗で背景のボケも申し分なく素直に癒される作品です。
 2011.7月例会作品  2011.6月例会作品
  「あじさい」    磯  秀樹   「傷跡」    松下伸三
霧に包まれた杉林が、あじさいを引き立てています。バランスの良い構図で、しっとりとした雰囲気のあるスケッチです。 今も残る生々しい光景に、あらためて津波の大きさが伝わってきます。記録としても、貴重な一コマになるでしょう。
 2011.5月例会作品  2011.4月例会作品
  「米作り開始」     吉村高宣   「春の海」    野島 満
いつもと変わらない風景と思いきや、空は黄砂に覆われた日という。今の環境も取り入れた記録として残したい作品です。 春の麗日に照らされ、静かな海原が描写されています。モノトーンも効果的で画題どおりの作品です。
 2011.3月例会作品  2011.2月例会作品
  「幻想的な朝」    竹本 繁   「吹雪の大門」    竹林健治
兵庫県たつの市の新舞子。遠浅の浜辺は干潟の美しさで知られる。冬の早朝、さざ波がおりなす自然の造形美を表出しています。 2月11日、普段見ることの少ない早春の雪景色を、岩出市の根来寺でスケッチしました。巧みに人を配置した構図は臨場感もあります。
 2011.1月例会作品  2010.12月例会作品
  「和歌山の町」   竹本まき子   「紅葉」    貴志芳子
交通量の少ないロータリーと人の往来が見えない歩道橋に覆う影。年々、人口減少が止まらない和歌山を象徴しているかのようです。 今年の紅葉は、綺麗だったようです。境内の大木の間からのぞき見るような斬新な手法が生き、鮮やかさが増しました。
 2010.10月例会作品
  「秋」    吉村高宣   「かわいい手」   磯 秀樹
雨上がりの朝。水滴に写るコスモスをマクロレンズでとらえました。滴の中からやっと訪れた秋を描写しています。 祭りの衣装を着た子供さんが、足元を気にしている場面だそうです。右手の表情だけで、生き生きとした作品に仕上がっています。
 2010.9月例会作品  2010.8月例会作品
  「アリさん」   竹本まき子   「一時の涼」   貴志芳子
小さな生き物を、小さな手で夢中になって触れる幼児のかわいいしぐさに、素直に心が動かされました。 夜露にぬれたハスの実でしょうか、朝陽を浴びてきれいに光った水滴のひとつぶひとつぶが、涼やかさを感じさせてくれますね。
 2010.7月例会作品  2010.6月例会作品
  「夕暮れ時」  篠崎一恵   「静寂な家族」  前田哲夫
赤く染まる内川。シルエットの街並みには、質感があります。郷愁を誘うような夕暮れ時の情景です。 日本最古の庶民学校といわれる岡山県備前市の閑谷学校の講堂だそうです。歴史の重みを感じさせる光景を表出しています。
 2010.5月例会作品  2010.4月例会作品
  「終演」   松下伸三   「桜の樹の下で」  山口隆章
適正な露出と真上からの撮影でタンポポの綿毛の特徴を表出しています。子供の頃、口先で吹いて飛ばしたことを思い出しました。 花の下で、春らんまんの新婚さん。構図的にも粋な配置です。人それぞれ、桜への思いの強さが伝わってきます。
 2010.3月例会作品    2010.2月例会作品
  「僕の影」    太田昭弘   「たそがれビーチ」  竹林健治
 子供の表情は百面相ですね。大人ではしづらい体の柔らかさから出る愛らしいしぐさを逃がさずに、生き生きととらえています。         逆行で浮かび上がる自転車に乗った男性。黄色に染まった、たそがれ時の海岸に物語性が生まれました。
   会員募集中!!
戻る
Copyright @ 2003-2014 Wakayama-YPC All Rights Reserved
和歌山読売写真クラブ(和歌山YPC)

Wakayama Yomiuri Photo Club