和歌山読売写真クラブ(和歌山YPC)

Wakayama Yomiuri Photo Club


                                 
    
2006年度 例会作品 (松原講師選)


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12月作品(12/9(土))
のぞかな農村の情景をうまくとらえ、見る者をほっとさせる良い作品です。特に少女の表情が自然で可愛い。背後の吊し柿のリズミカルな並びや、服の色等の色彩の配分も適切です。 都会の中で見つけた愉快な情景ですね。色々なストーリーを連想させてくれます。大きさの対比、手持ちぶさたそうな屋台の人の表情とオブジェの表情とのコントラストが作品を面白くしています。 晩秋の空気や落葉の匂いが感じられます。余分なものが無い端正な画面構成が静粛感をとてもよく表しています。広角レンズの効果が生かされた作品です。
「軒先」  磯 秀樹 「気配」  竹林健治 「晩秋」  山口隆章
11月作品(11/11(土))
秋の気配と光りの美しさがモノトーンでうまく表現されています。明暗のバランスが良く、特に人物のラインライトが美しく、秋の高原の空気が感じられます。 彼岸花の水滴をクローズアップした明解なアプローチが成功しています。適切な背景処理によって水滴が生きています。 クローズアップすることにより、写真本来の特性である鮮明な描写力が、仮面の奥の素顔まで表現した作品になっています。
「秋のひととき」 野島 満 「雨あがり」  久留主慶子 「笑いの祭り」  太田信子
10月作品(10/14(土))
夕暮れ近い鵜飼いの情景が良く描写されています。人の動きを捉えたシャッターチャンスが大変良い。松明の灯りも情感を盛り上げて効果的です。 まるで「宝石のアクセサリー」のような見事な水滴です。対象物を見極めた観察眼と構成力のうまさが光ります。被写体は身近にあることの実証です。 ピンホールカメラによるモノクロ作品です。広角のパースペクティブ描写を駆使してバランスのよい構図でまとめています。石塔の光りと本堂の白壁が印象的です。
「鵜飼船」  笹山直樹 「雨あがり」  貴志芳子 「元興寺」  吉田満利
9月作品(9/9(土))
絵本の1ページを見るような穏やかさが感じられる写真です。バッタの顔と前足のポーズがユニークで良い。車のボンネットがまるで水面のようで、背景の色調もとても気持ち良く効果的です。 身近な物体に潜む造形の美しさを発見した作品です。背景の省略も適切で、綿毛の形を引き立てています。光線状態もよく立体感とシャープな描写に役立っています。 スナップ写真の面白さが良く伝わる作品です。なにげない日常の中から生まれる1コマからドラマが作られています。猫を中心としてそれぞれが、うまく配分されバランスよく構成しています。
「影と蔭」  井上泰治 「わたげ」  松下伸三 「遊ぼ」  宮村歌子
8月作品(8/12(土))
子供の頃、バッタに触れた感触がまざまざとよみがえる写真です。手のポーズに動きもあり、光線状態もよく、夏を表現した好感のもてる作品です。 造型的なバランスが心地よい写真です。色に頼らない形の構成にリズムがあり、モノクローム写真の良さに通じる作品になっています。 異星人を連想させるようで面白い写真です。自然の造形に驚かされます。作品を創るために観察力が大切なことだと教えてくれる一枚です。
「夏休み」  瀧見明彦 「蓮」  山田 至 「ハスの変貌」  竹林健治
7月作品(7/8(土))
白の美しさをカラーでうまく描き出しています。芙蓉の花弁の微妙なトーン変化、放射状のライン、水滴が気品ある花の美しさを表しています。 モノクローム、ピンホールによる描写で古寺の日常の一コマが、ゆったりととらえられています。前景の円柱と台座が大胆な画面構成の軸となって成功しています。 まるで映画のワンシーンを見るような作品です。モノクロームによる逆光で光る海が美しい。素直な構図で若い二人のシルエットが生きています。特に女性のしぐさがとても良い。
「白い花」  松下伸三 「充電中」  吉田満利 「二人」  野島 満
6月作品(6/10(土))
一日のうちで、一番美しい時刻がとても良く表現されています。歩いている親子の姿や街灯、シルエットの樹、全てが生きています。見る人にドラマを感じさせる、味わい深い作品です。 この町のゆったりした時間や歴史がよく感じられます。曇天が味方して、家並みの描写もよく、遊ぶ子供の表情もうまくとらえています。素直な目線に好感が持てます。 赤色の温かさと形から、生命力を感じさせる作品です。中途半端でなく、思い切ったクローズアップによる形と色の省略がうまくいっています。赤色の表現が実に豊かに表現されています。
「霧の大山坂」 久留主忠雄 「黒江の路地」  前田哲夫 「赤色の苞」  笹山直樹
5月作品(5/13(土))
元気な子どもの表情が、声まで表現していて文句なく楽しい。写真にとってシャッターチャンスがいかに大切か、を教えてくれる作品です。 「観る」ことの大切さを知った者のみがつくれる作品です。自宅の庭での発見をうまく映像化しています。珍しい黒竹の新芽についた水滴が魅力的です。 被写体の花をとてもよく観察し、美しさを感じて出来た意味のある作品です。花弁の細やかな表情がよく再現されていて気持ちがいい。
「ヤッター」  松村庭華 「朝の詩」  貴志芳子 「光を浴びたビオラ」           久留主慶子
4月作品(4/8(土))
黄金色で統一された色調と「実った稲穂」の映像が、記憶の底にある感情を動かして、見る者を幸せにします。アウトフォーカスの背景と稲の距離感が良い。 しめ縄の抽象的な型と意味をズバリと切り取っています。藁と幣の質感もうまく表現されて、実にバランスの良い、力強く気持ちの良い作品です。 真剣に仕事する人物の魅力が伝わります。撮影条件の悪い現場ですが、適切な位置からの撮影が成功して、周辺描写がうまく出来ています。
「実り」  久留主忠雄 「幣」  貴志司朗 「刀鍛冶」  松下伸三
3月作品(3/11(土))
実に個性的な「カボチャ」達です。画一化した現代社会に対する批判が聞こえてくる写真です。特別なことのない日常を素直に、そして鋭い感覚でとらえて大変良い。 複数の視覚が人の想像を刺激して楽しませてくれます。曲線と直線の取り入れ方が適切で、バランスの良い構成です。見る者を異次元に誘ってくれます。 の中に立つ若木の緑がさわやかさと、力強さを感じさせます。根元が雪に埋もれた年老いた杉の大木の描写も適切で、若木を見守りながら春を待つ気持ちが伝わります。
「個性という味わい」           宮村歌子 「まる」  吉田満利 「春を待つ」  山田 至
2月作品(2/11(土))
肌にしみこむ寒さが伝わる写真です。子どもの表情と全身のポーズがとても良く、それを素直にそして確実にとらえて表現しています。大きな手袋やブーツ、背景の雪も寒さをよく表しています。 温かい時間の流れが感じられます。素直なフレーミングが成功しています。手前の山門の柱の入れ方が良く、距離感がうまく表現されています。人物に対するシャッターチャンスも的確です。 何気ない日常のなかで目にする情景をうまく表現しています。くもったガラス越しのサザンカの赤い花がモノトーンの中に光っているのが印象的です。
「オー寒む」  山口隆章
「陽だまり」  井上泰治
「小細雪の降る朝」 貴志司朗
1月作品(1/14(土))
モノクロームで描いた霜の描写が美しい。デジタルによるモノクロームですが、ハイライトからシャドー部の調子がうまく表現されています。シャープさも良好で、寒い朝の空気の冷たさが伝わります。 心ひかれる色調が魅力です。濃厚な色彩とバランスの整った構成が、見る者を独特な雰囲気の世界に誘導してくれる作品です。 石仏の表情と手のしぐさが、作者の気持ちのやさしさを想像させます。フレーミングで余分なものを極力省き、ギリギリまで切りつめた構成が良い。石仏の指の入れ方が大変良い。
「寒の詩」  貴志芳子 「治安の街」  吉村高宣 「やすらぎ」  太田信子

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